本施設は青森市、平内町、今別町、蓬田村から発生する可燃ごみを処理する施設です。
また不燃ごみと粗大ごみ(不燃性)を処理する破砕選別処理施設を併設しています。
処理能力 | 可燃ごみ処理施設 | 300 t/日(150 t/日×2炉) 破砕選別処理施設 | 39.8t/日 |
---|---|
処理対象物 | 可燃ごみ処理施設 | 可燃ごみ・破砕後可燃残渣・下水/し尿汚泥及びし渣、沈砂 破砕選別処理施設 | 粗大ごみ・不燃ごみ |
大規模な太陽光発電設備による自然エネルギーの活用や、施設屋根からの雨水や施設内で発生する排水の再利用により、地下水使用量の低減を図るなど、周辺自然環境への配慮・調和を目指します。
ごみに含まれる鉄・アルミなどの金属類は回収・リサイクルし、灰分は高温で溶融・スラグ化して、道路舗装などに有効活用を図ります。
また、プラント系の排水は施設内で処理・再利用し、施設外へは無放流(排水クローズドシステム)としています。
ガス化溶融炉の排熱を利用した高効率ごみ発電設備と、工場棟のまわりに設置する大規模太陽光発電設備の組合せにより、発電量の向上を図るとともに、昼間に増加する施設内使用電力量の影響を低減し、売電量の安定化を図ります。
実績に基づいた最新のごみ処理システムを採用し、長期にわたり安定したごみの処理を目指します。
また、施設見学者エリアはユニバーサルデザインに配慮し、屋上緑化スペースを設けるなど施設来訪者にも安全・安心な施設です。
事業主体 | 青森市 |
---|---|
施設名称 | 青森市清掃工場 |
所在地 | 青森市大字鶴ヶ坂字早稲田241番地1 |
事業期間 | 建設期間:平成24年4月~平成27年3月 運営期間:平成27年4月1日~令和17年3月31日までの20年間 |
敷地面積 | 51,000m2 |
延床面積 | 16,972.64 m2 |
建築構造 | 地下1階、地上6階、建物高さ30m 鉄骨鉄筋コンクリート造(一部、鉄筋コンクリート・鉄骨造)、煙突59m |
処理方式 | 可燃ごみ処理施設 | 流動床式ガス化溶融炉 破砕選別処理施設 | 二段破砕+磁力・風力・粒度・アルミ選別 |
処理能力 | 可燃ごみ処理施設 | 300t/日 (150t/日×2炉) 破砕選別処理施設 | 39.8t/日 |
竣工 | 平成27年 3月31日 |
ロードセル式:2基
ごみ投入扉:6門
ダンピングボックス:2基
グラブバケット式天井走行
クレーン:2基
回転式せん断破砕:2基
3軸スクリュー式:2基
150t/日×2炉
単炉式単胴自然循環形:2基
水噴霧式:2基
バグフィルタ:2基
尿素水噴霧式:2式
生物処理+凝集沈澱+ろ過:1式
二段抽気復水式タービン:1基
電動機直結ターボ型:2基
電動機直結ターボ型:2基
かき上げコンベヤ内蔵型:2基
パドルニーダ:2基
DCS監視システム:1式
二軸低速回転引き裂き式:1基
竪型回転式:1基
電磁・永磁併用吊下式:1基
回転篩式:1基
永磁ドラム回転ベルト式:1基
平ベルトコンベヤ:1基
発電出力:731.8kW
ガス絶縁変圧式:1基
間接蒸気加熱式乾燥機:1基